近年は、エコや環境面から、レジ包装の削減やエコバック、過剰包装の削減などが叫ばれてやみません。
経営面か、環境面かわかりませんが、企業やお店も包装紙などに力を入れなくなってきたように思われます。
丸善さんも決して景気がいいわけではありませんが、この包装紙をみて「あぁ丸善で買ってよかった。」と何か幸せな気持ちにさせてくれます。
百貨店や丸善さんも同じように、そこには企業の思いや哲学があらわされているように思います。
「私のデザインの基本的な考え方は、企業とデザイナー、社会とデザイナーという双方向のチャンネルを常に確保しておくという点である。クライアントとの関係だけでデザインするだけでなく、消費者や観客の立場でデザインする。常にその三角形を意識しながらそれぞれを頻繁に往復することで、デザイン本来の姿に戻れると思っている。」(田中一光自伝 われらデザインの時代 白水社)